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Yellowはちょっとお洒落な「友達の家」をテーマにしたお店です。シーシャだけでなく、アートや書籍、ノンルコールドリンクなどのセレクトに力を入れています。カジュアルだけど、新しい気付きや出会いがある。そんなお店を目指しています。
レイ(Yellow スタッフ)
Yellow で働くことに「新しい景色が見れるかもという期待感があった」と語るレイさん。
数店舗のシーシャ専門店で働いた後、2年ほどシーシャから離れていたところ、プレオープンする約1ヶ月前にオファーがあった。
即決できたのは「この人達と一緒なら面白そうだと思えたから」とのこと。
ナカジ(Yellow スタッフ)
Yellow で働くことは「自分にとってのチャンスだと思えた」と語るナカジさん。
お客さんとしてシーシャを吸いに行く程度で、シーシャ業界は未経験。
Yellow で働くことを決めたのは、前職でお世話になっていた人からの誘いだった。
「ナカジは、カレー屋かシーシャ屋が合うよ」という言葉を受けて「是非やらせてください。」と即決した。
ー Yellowのコンセプトやこだわりについて教えてください。
(ナカジさん)
Yellow のコンセプトは「お洒落な友達の家」というものを置いていて、良い意味で「スタッフ」と「お客さん」という壁を作らないように意識しています。
もちろん適度な距離感を取りつつ、大事な友達のようにもてなす。そんな接客や雰囲気作りを意識しています。
僕たちとお客さんとの間だけでなく、僕たちを経由したり、シーシャというツールを通じて、お客さん同士で自然と会話が生まれて友達ができていくこともあります。
Yellow に行くと「何か面白いことがあるんじゃないか」とか「誰かとまた友達になれるんじゃないか」って思ってもらえたらいいですね。
あとは、友達におすすめするモノって「本当に美味しいモノ」ですよね。そういう考え方を大事にしています。
「シーシャを吸う」だけではなく、今まで自分の知らなかった、ワクワクする何かがあるんじゃないかって思ってもらえるお店を目指しています。
ー Yellow といえば、カウンターが最高という話をよく聞きますよね。
(レイさん)
そうですね。テーブル席が空いていても、カウンター席を予約したいと言ってもらえるお客さんも多くて、嬉しいですね。
カウンターを大きくしたのはお客さん同士が繋がって欲しい、1人でも通いやすくしたいという意図があります。
ー そこまでカウンターが良いと言ってもらえるようになった理由は?
(ナカジさん)
今はスタッフが5人いるんですけど、それぞれが全然違うキャラで、良い意味で”ありのまま”なんですよ。
お客さんにとっても、「今日は楽しく盛り上がりたい」逆に「しっぽりと落ち着いて喋りたい」とかあるだろうから。
お客さんのテンションが上がり下がりする中で、お互いのキャラが被っていなくて、それぞれの需要を満たせるっていうのはあると思います。
あとは、適度な距離感を大事にしているのもあります。1人と仲良くなりすぎても、結局その人のファンになっちゃうから。
お店のファンになってもらって「Yellowに行けば、なにかあるかも」って思ってもらうようにすごく意識していますね。
スタッフのシフトもできるだけ曜日固定にしています。
「何曜日に行けば誰々に会える」っていうのをちゃんと認知してもらっています。
例えばシフトがバラバラだと「今日、レイくんいないんだ」とか「今日はナカジいないんだ」っていうのも起きちゃうので。
ーYellowでは、お客さんから「ドリンクが美味しい!」と言われることが多い印象なのですが、ドリンクにもこだわりがあるのでしょうか?
(ナカジさん)
スタッフのみんなで提供前に必ず飲んでみて、自分たちが本当に心から「美味しい!友達におすすめしたい。」と思えるものだけをメニューとして提供しています。
オーナーの繋がりでドリンクを仕入れることが多いので、生産者の想いやバックグラウンドを直接知れて、その情報はスタッフ全員に共有されています。
生産者がこだわっているからこそ、エピソードがありますよね。
尊敬する生産者から品質の高いものを仕入れ、商品だけではなく、商品のエピソードも一緒に届けることは、大事にしてます。
ー例えばどんなエピソードがありますか?
(レイさん)
例えばコーヒーが分かりやすいですね。
「サードウェーブコーヒー」で有名なオニバスコーヒーの豆を使ってます。
そこの元副社長の方が、僕が初めて働いていた飲食店の上司でした。
そこを辞めた後にオ二バスコーヒーに入り、当時からの繋がりでオニバスコーヒーの豆を仕入れて使っていますね。
(ナカジさん)
マンゴーラッシーもそうですね。
オーナーの繋がりで、代々木で飲食店をされている方のお店がマンゴープリンを作っていて。
もともとは、そのマンゴーを裏ごしして、シロップにし、マンゴーソーダにして提供していました。
その方がよく Yellow に来てくれているのですが、「マンゴーラッシーにしよう」って言って、試行錯誤して完成させたものを使用しています。
ーYellowには他のシーシャ専門店スタッフの方がプライベートで通われる方も多いとお聞きしていますが、そんなシーシャのこだわりを是非教えてください。
(ナカジさん)
最初は、フレーバーや機材をたくさん買っていて種類も多かったのですが、しっかり精査して、
今は「僕らが好きなフレーバーはコレ!」っていう風に、フレーバー数を絞ってます。
さらに、ミックスしても多くて3種類か2種類、常連さんにはミックスせずに単品で吸うことをおすすめすることもあります。
色々な流行りが出てきても、僕らが美味しいと思うシンプルなシーシャを追究していきたいんです。
シンプルなものは消費されにくく、長続きする。
シンプルすぎて、SNS映えしないというのが悩みですけど(笑)
(レイさん)
新しいフレーバーって無限に出てくるけど、それを追い続けるよりも、
例えば、「アルファーヘルのミントだけで、こういう風に作ったら、こんな味するんだ」っていう気付きを与えたいんです。
ミックスだとしても、ミントとウェルシュクリームの組み合わせとか、昔からあるけど、
知らない人もいる。
それが美味しいっていうことをもっと知ってもらいたいんです。
ーとはいえミックスを主流で作っていたこともあったかと思います。どんなきっかけがあって変わったのですか?
(レイさん)
ミックスはすごくやってましたね。6種類、7種類で作っていたこともあります。
きっかけは、家でシーシャを作っている友人がいて、その人の家へ行った時に吸ったスパイスドチャイに衝撃を受けたことがあって。
今まで作ってきたスパイスドチャイと同じフレーバーとは思えないような、全く知らない「味」がしたんです。
そこからフレーバーの「香り」ではなく「味」を引き出すシーシャっていうのを目指しています。
ーYellow のシーシャの秘訣はありますか?
(ナカジさん)
僕らのお店では、「本来の味を知らないと、ミックスしたところで美味しいシーシャは作れない」って言われていて。
すぐ個性を出したくなるし、奇をてらったミックスってカッコイイじゃないですか。
でもやっぱり、基本ができていないと全然美味しくできないんですよね。
なので、まずはレイくんが作ったシーシャを真似して作ること。
何度も練習して、ちゃんと美味しく作れるようになること。
Yellowでは、フレーバーやミックスのメニューの種類を絞ることで、安定して美味しく作れるようになるっていうのをスタッフ全員が共通してやっています。
その上で、応用編としてお客さんのオーダーに対応できるようになるっていう流れです。
カッコつけちゃだめだと思っています。
ーYellowの今後の展望を教えてください。
(ナカジさん)
Yellowの展望としては、熱狂してくれるファンを増やすことですね。
お客さんが友達に「Yellow 良いよ」って言ってくれるような。
そのために、もっと新しいモノとの出会いだったり、印象に残る体験をしてもらいたい。
まだまだ全然ゴールだとは思ってなくて。
今後もアップデートを続けて、お客さんにとっても自分たちにとっても、
本当に美味しいと思えるシーシャを目指したいです。
(レイさん)
研究を続けるっていうことと、
信念を持って変えずにやっていくことが大事だと思っています。
シーシャについては、アイデアを他の業界の飲食店や海外から学んだりしています。
同じ業界で同じことをしても、お客さんは面白くないと思うので。
常に常識を疑って、慢心せずにトライ・アンド・エラーを繰り返して、アップデートを続けています。
今後シーシャの店舗が増えて、シーシャを吸う人が増えても、
その中で、自分たちが本当に何を大切したいのか、何をお客さんに提供したいのかを明確にして、
変えずにやっていくことで熱狂的なファンを増やしていきたいです。
ーオーナーの方々だけではなく、現場の方も本気で考えているところがすごいですね。
(ナカジさん)
いい意味でスモールチームで、オーナーもほぼ毎日お店にいるので、コミュニケーションの量も多いんですよね。
「シーシャ屋じゃなくてスタートアップなんだ」ってマインドでやっています。
ーオープンから常に変化を続けてきた Yellow。今後の展開が非常に楽しみです!本日はありがとうございました!
Yellowはちょっとお洒落な「友達の家」をテーマにしたお店です。シーシャだけでなく、アートや書籍、ノンルコールドリンクなどのセレクトに力を入れています。カジュアルだけど、新しい気付きや出会いがある。そんなお店を目指しています。
誰もがサードプレイスを持ち、他者との繋がりを感じながら、精神的に豊かな人生を送れる社会を実現させるために2017年より活動して参りました。
そのためにATARSHISHA(アータル)は、シーシャのカルチャーを記録、編集、発信すること通じて、シーシャカルチャーを形作る~Shape the Smoke~させて参ります。
サードプレイスの文脈にシーシャを載せ、ITの発達とともに希薄化されてきたコミュニティー、人間関係を豊かに変えるライフスタイルを提案いたします。