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アジア最大級のシーシャカフェグループ NORTH VILLAGE と 日本初の水たばこメディア JAPAN SHISHA TIMES のコラボレーション企画。
NORTH VILLAGE SHISHA ONE GRAND-PRIX(シーシャワングランプリ) ~ staff side ~ (記事はこちらから)で優勝したスタッフが東京近郊や関西のシーシャ専門店へ学びにいく。
そこで学んだ内容を「美味しいシーシャ」への道として連載する。
*本連載は、取材の雰囲気や発言の温度感が伝わるように、あえて書き起こしベースで掲載する。
第2回は、東十条 NOANOP(ノアノップ)へ
NOANOPが提供するシーシャは、クレイトップ(以下、ヘッドと表記)にアルミホイルを張った上に、炭を直置きするスタイルだ。
ヒートマネジメントシステムを使用しない分、熱に対してきめ細やかな配慮をしている。
店長のサディさんにとっての「美味しいシーシャ」の道を教えてもらった。
それでは早速始めましょうか。
ダブルアップルを作りましょう。
まず、ヘッドから
新品のヘッドは、最初の5回か6回くらいでは、味がそこまで出ないです。
このヘッドを育てていく感じですね。
いい感じに焼けてきたら*、そこから味がおいしく出るようになる。
(*新品のヘッドを数回使い込むことによって、焼き色が付き、水分を含んだ状態。)
新しいヘッドを出した時の5・6回は、スタッフで試す。
朝来て、自分でちょっと燃やして。
いい感じになったら、そっから出す。
これはすでにもう何度も使ってるんですけど、別にダブルアップル専用ヘッドじゃない。
専用のヘッドじゃないけど、ダブルアップルの味は濃い目にだせるんですね。
フレーバーは、しっかり混ぜて作りますね。
このヘッドで言うと、こんな広い幅でも12グラムは余裕で入れて、ふわふわな感じで入れて、炭を3箇所に置く。
ヘッドが広いから炭が多くてもそこまで熱が多く伝わらない。
むしろ全体的に伝わります。
フレーバーなんですけど、
1日でも、1時間置いても、フレーバーって、汁が上と下が結構バラバラになってくる。
そこをちゃんと混ぜて、汁を取りすぎないように。
取りすぎちゃうと、逆に温度を上げられなくなっちゃう。
ちょっと吸っただけで、そのときはバーって煙出るけど、そのあとすぐに下がっちゃう。
安定してお客さんは吸えない。
上がったり下がったりするから、汁は取りすぎないように。
少ないところと、多いところから、ちょうどいいところを取るようにします。
例えば、新しい袋から使ったフレーバーは、絶対に汁が多いから、味が物凄く濃い。
ダブルアップルは、いきなり新しい袋から取ったものでは、すぐに吸えないから、
あえて瓶に移してあげて、そしたら空気が少しずつ通ってくるから、乾かないまでも、ある程度汁を残して。
そこから使うようにしている。
いや、まあ空気がそこまで入らなければ、どっちでも大丈夫です。プラスチックでも。
うち(NOANOP)では、基本的に12グラム使ってるんですね。
ただ、12グラム使っても、例えばフマリの12グラムと、アルファーヘルの12グラムだと量が全然違う。
だから汁を上手く使う。
フマリは、ものすごく汁が多い時とかもあるけど、別に最後に汁を残しちゃってもいい。最初に取りすぎないようにする。
そこまで、物凄くびちょびちょな状態で使ってるわけじゃない。
これ今12グラムのフレーバー入れたんだけど、
このヘッドは、幅が広いから、しっかりとふわふわの状態で、全体に広げておきますね。
(フレーバー同士が)すごいくっついている時は、熱の伝わりが早くなって、焦げるスピードも早くなる。
あまりにもフレーバーが全部くっついてると、くっついてる部分は熱が早く上がっちゃうんですね。
うちはこう言う感じで、小さくカットする。
1箇所は、必ず空気を通すように、そう言う開け方をしていますね。
あと絶対に説明しているのは、
フレーバーはふわふわな状態で広げても、ヘッドの壁につかないようにする。
なぜかっていうと、炭を置いた瞬間に、絶対にフレーバーはそこから燃える。
熱がすごい強いから、どう頑張っても後半で美味しい味は出せない。
だから、あえてヘッドの壁は、フレーバーをちょっと低めにする。
サディが作ってる時に、1番考えてるのは、長く吸ってもらいたいってこと。
だから、なるべくダイレクトに熱は伝えないようにしていますね。
こういう感じの状態で、広げておく感じですね。
あとアルミホイルも、例えば、大きいアルミホイルを使う時には、全部トップの下までカバーしちゃうと、もっと熱が強くなる。
全部あっためて、もっと煙を出す方法として、1つあるけど。
でも、サディ的には、みんなに一番吸いやすい方法を考えている。
だから、アルミホイルはあえてちょっと小さめ。これをめっちゃ真っ直ぐにピンと張ってますね。
穴は、なるべく細かい穴をたくさん空けて、しっかりこう言う風に伸ばす。
こんな感じにしっかりピンと張って。
アルミホイルが頑張っても、ここまでしか来ないようにして。
これが例えば、ヘッドの下まで長いアルミホイルだったら、
全部これがあったまっちゃうから、それだけ熱の上がりが強くなっちゃう。
すぐに下がらないように、この壁(アルミホイルの壁)を作る高さにも、もちろんこだわりがある。
こんくらいの高さが一番いいなって思うところを設定しているんですね。
高すぎないように、低すぎないように。
だから、自分で作るシーシャは、例えばエジプシャンスタイルで作ったら、
壁を高くしたり、低くしたり、無しにしたり、試してみて。
このアルミホイルは、インダイレクトにすごく影響がある。
いろんなアルミホイルの高さで作ってみても、全然3つとも煙の出方が違うから、それはやってみたらいい。
自分がどういうヘッドを使ってても。
本当はうち、一番最初に炭をあっためるんだけど、ちょっと説明しているうちに忘れた。
サディはここ(東十条店)もそうだし、鎌倉のお店で別の作り方をしても、同じような作り方をしているんですね。
中心に炭を置いて、フレーバーに熱を伝えるんじゃなくて、
サディは、全体をあっためて熱を伝える感覚で作ってるんですね。
ここはザ・エジプシャンの感じで作ってるんですけど、炭を3箇所おいて、上手く熱が全体に伝わっていくような感じ。
そしたらダイレクトでフレーバーが燃えないから、フレーバーを長持ちさせられる。
例えば、たまに外国人のお客さん、中東系とかくると、炭を多めに置く。
バーンてフレーバーの熱を上げて出すけど、最初の30分がMAX。
バーって煙が出るし、味も濃い目だけど、でもそれを長持ちさせられるても1時間。
正直30分しか味を出さない。この方法も一つある。
大体そう言うお客さんも30分でおかわりする。
わかってるから、そう言う調子で出している。
だけど、日本人は結構長く吸う方も多いから、直接じゃなくて、ちょっとづつ、全体をあっためる。
例えば、炭をどこか1箇所にずっと置いとくと、1箇所をどんどんあっためて、そこが焦げる。
他のフレーバーが生きてても、焦げた煙が混ざってきて、焦げてる味がしてくる。
だから、全体を少しずつをあっためて、ヘッド全体が同じくらいになるように持っていきます。
炭を置いたら、そこの1箇所のフレーバーはあったまる。
時間経てば、ここもあったかくなってくる。
熱は、(フレーバーから)隣にくっついてるフレーバーにも伝わっていくから、まず1箇所あっためる。
それから炭をあえて違うところ、フレーバーがまだあったまってないところに置く。
そうすると、熱が同じようになるのね。
全部のフレーバーが同じ温度になると、味が濃くなる。
少しずつ、熱が全体に伝わっているから長持ちができる。
中心で1箇所じゃなくて。
これが大事。ちょっと水飲みます。
最初に炭を置くときは、平らにして置くと、絶対に熱が上がると思うんですね。
吸える状態にはなると思うけど、
サディが作るときは、
ダイレクトではなくて、インダイレクトにという熱の伝え方をしているんですね。
例えば、簡単な話だけど、炭を平にして2つ置いたら、お店的には、コスパがいい。だけど、ガーンって上がる。
置いた瞬間に、そこの部分のフレーバーはかわいそう。
熱が強すぎるから、早く焦げちゃう。
だから、あえて炭を3つ、縦にすると、熱はそこまですぐには伝わらない。
この真ん中の輪っかは、ただ真ん中に炭が寄ってこないように。
吸った時は、やっぱり真ん中が中心になるから、そうすると必ずすぐに焦げちゃう。
このまま置いておいても、2、3分後に煙は出てくる。
最初吸う時は、普通にシーシャを吸う感じだと強い。
そういう感じじゃなくて、ちょっとずつ、ちょっとずつ吸う。
まだ全然煙出ないけど、これをちょっとずつ、ゆっくりフレーバーをほぐしていく感じで。
そんなに長くは吸わない。軽く熱を伝えて欲しいから、そこまでガンガン吸い上げはしない。
ほんとにちょっとだけ煙が出ただけで、すぐに炭を今度は違うところに置く。
違うところに置いたとしても、最初に置いたポイントAは、熱が軽く伝わってるから、あったまる。
だけど、それは、そんなに熱くならないで、ちょっと熱を伝える感じですね。
これ今10回、軽く吸っただけで煙が出る。
うちの場合は、大体2回、炭を移動すれば、全体が一緒の熱になるんですね。
最初ここからスタートして、ここに置いて、ここに置いて、同じ熱になる。
だから、全体的に軽く熱を伝える感じ。
ちなみに、こうやって炭を移動する時にも、炭自体の熱は、少しずつ減っていく。
最初に置いたところよりは、今3個所に置いたから、少し弱くなっている。
それがちょうどいい使い方。
今はもう普通の吸い方で大丈夫。熱をあげたいので。
ここで風防を外して、ちゃんと煙が安定しているかどうかを3、4回くらい吸えばそれがわかる。
この状態で、煙的にはもうお客さんに出せる状態です。
お客さんによって、もう少しあげたりとかする。
こういう作り方をすれば、自分もそこまで疲れないし、酸欠にもならない。
味もしっかり出るけど、焦げたりもしないし、長持ちもできる。
味ももちろん濃い。
普通に吸ってみてください。
自分のパワーも、そんなにかかんない。炭をちょっとだけ移動していく形ですると。
だけど、例えば1個所にずっと置いていく感じだと、ガンガン上がって自分も苦しくなる。
デバジだけは、熱の伝わりが早いから、ちょっと炭を早めに移動したりしています。
フレーバーによって若干違う感じです。
フマリは、サディ的には、この作り方だと、若干あげづらい。やっぱり汁が多いから、そんなすぐには煙が出ない。
だけど、同じように炭を回して作れば、焦げたりもしないし、味も濃く出る。
自分がどんなシーシャが好きなのか、あとどういう感じで作っていきたいのか。
お客さんが吸った瞬間に、ゲホゲホってなると、自分も恥ずかしい。
なんなら初めて吸った人でも、優しい感じに吸えるって言うものを作る。
喉には引っかからないけど、でも初めて吸った人にも「すごい味が出るなぁ」とか思ってもらいたい。
わかる人でも、「しっかり味出てる」って感動してもらいたいから。
例えば、ここでもう少し熱を上げたいと言ったら、炭を違う向き(違う接地面に)にひっくり返す。
さっきは、同じ炭の向きで横に回したけど、炭の向きを変えて。
炭の向きを変えただけでも、熱が全然違う。
例えば、今の状態はさっきより、さらに煙が多くなって、味ももう1段階濃くなります。
煙の量もさっきより増えたし、味の濃さもさっきより濃くなった。
NOANOPは、鎌倉にも出店している。
東十条のスタイルとは異なり、ヒートマネジメントシステムを導入している。
サディさんがこのスタイルで気をつけているポイントも教えてもらった。
12グラムでエジプシャンだと間違いなく濃いのは出せるけど、
こういうスタイル(ヒートマネジメントを使うスタイル)ではあんまり濃い目に出せないという感覚が少しありますね。
でも、これも同じ作り方をすれば、絶対濃い目には出せますね。
ヘッドの幅がさっきのヘッドに比べたら、まあこっちの方が間違いなく小さい。
けど、深いから、ここにも同じ12グラムが入ります。
それはやっぱり、鎌倉のお店に来てもらう価値を考えたいから。
同じ作り方でも全然よかったんですけど、ただその、ちょっとおしゃれ感を考えて。
どうやってこっちの味を出せるのかっていうのを考えて、これに変えたんです。
こういうフレーバーをカットして混ぜると、ちゃんと汁とかフレーバーがしっかり混ざる。
例えば、フレーバーの大きい塊だと、それだけ燃えるスピードが早くなるんですね。
例えば、鉄とかボールだと、おっきいボールが1つだと、全体が早くあったまる。
同じ量を2つに分けて、くっつけて置いただけでも、熱は伝わるけど、伝わりは小さくなるから、伝わりは遅くなる。くっついてるだけで、同じ物じゃないから。
その感覚で、フレーバーをしっかり細かく切ります。
ここでも同じように、炭を置いたところから、ダイレクトに熱が伝わって欲しくない。
だから、なるべくふわふわな状態。
だけど、(トップの)フチよりは低めに、ダイレクトに炭が当たらないようにしているんですね。
例えば、この辺にフレーバーがくっついてるとかだと、その分フレーバーが早く焦げて、焦げの匂いがしてしまう。
そうならないようにあえて開ける。
本当は直接ヒートマネジメントを置いただけで作れるけど、
そこにアルミホイルを一枚入れることで、そんなに熱がダイレクトにならない。
ヒートマネジメントの場合、炭はまず直接当たらないから、
最初から縦じゃなくて平らにして置いてるんですね。
あっためるために風防を被せる。
例えば、掃除機を使ったとしても、同じようにちょっと煙出てきたら向きを変えてあげるんですね。
このヘッドが小さいから、こいつにも熱が伝わるし、こいつにも熱が伝わるから(ヒートマネジメントシステムの各部位)、炭が縦だと、熱は伝わらない。
でも、同じ熱量にしたいから、同じように熱が伝わるように、結構強めに平らにおいても、そこまで熱くならない。
こういう感じでインダイレクトに伝える。
風防使うと、全部があったまるから全体的に熱が伝わる。
さっきと同じように、味が濃い目だけど、煙もたくさん出て、喉がイガイガしないし、優しい感じになる。
どうぞ。
炭の使い方としては、ヒートマネジメントの方が、最初から強めに。
直置きの方は、ホイルだけで、その分熱の伝わりは早いから、最初から炭を縦にして置いている。
そういう使い方で、「どういう感じで熱を伝えるか」を意識すれば、
どんなヘッドでも基本的には、作り方は同じ。
例えば、同じエジプシャンでも小さいのがあるでしょ?
それは、炭を小さくすれば、同じ作り方はできる。味も同じように出せる。
けど、お店側としては手間が増えて、炭が替えが早くなっちゃう。
直置きの場合は、30分いじらなくて大丈夫。
ヒートマネジメントの場合は、逆にちょっと早くなる。
なぜかってうとこれ全部あっためるから。
その分熱が強くないと、早く熱が下がっちゃうから。
鎌倉だと15分程度で炭替えをしている。
このヘッドですると40分〜1時間、いじんなくてそのまま出るんです。
炭が大きいからそんだけ安定感がありますね。
でも高いですね、ドイツから輸入すると。
今もう全体があったまってるときに、熱い炭をいきなり置くと、
そこの部分がこんなにいらなかったのに、伝えすぎちゃったってなると、焦げちゃう。
直置きの場合は、炭替えするときは、あえて炭を2つに割ってる。
炭のロスが多くなるけど、お客さんは安定して吸えるようになるから。
そこまで熱は伝わって欲しくないから、長持ちして欲しいから、炭を半分にして、熱を伝える。
ヒートマネジメントの場合は、逆に足りないところができちゃうから、大きい炭をそのまま使う。
ヒートマネジメントを使った作り方では、炭はヘッドの外側に置いて、熱を外から伝えていくんですね。
だけど、その分は炭を平にして伝える。
なぜかって言うと熱は、上にも抜けるし、横からも抜ける。けど、ここに必要な分だけ伝える。
炭を真ん中にすると、それだけ強くなる。
今、だいたい作って15分経ったから、炭をひっくり返して熱いところをもうちょっと真ん中におく。
ただ最初より炭がもっと近くなったから、この状態でもう1回上げたら、絶対に焦げる可能性がある。
だからあえて炭の位置を変える。そうしたら、まだ熱が弱いところがあったまる。
最初からあったまってるところばっかりあっためるんじゃなくて、
ちょっと熱を伝える場所だけを変える。
例えばその変えた瞬間も、また味が濃い目に出るようになる。
12グラムのフレーバーだと、普通に考えると、炭を3つ、直接フレーバーの上に置いたら、すぐに焦げる。
すぐ焦げないように、アルミホイルをどういう風に使うか、炭の置き方で熱を強くするか、弱くするかですね。
サディの中では、基本的にシーシャを美味しく作るには、80%はこれですね。
で、残りの20%は、機材が大事。
例えば、ディフューザーとかついてると、スーッと入ってくるけど、そんだけ吸う力が弱くなるから、熱が逆に落ちやすくなる。
お客さんはそこまで吸ってないから、毎回スタッフが思いっきり吸って、安定のところに持っていく感じ。
ポコポコタイプだと、大きかったり小さかったりで、結構変わったりする。
吸った時の力を、大きい機材で分けるか、小さい機材で分けるか、で全然違う。
逆に、小さいボディで、ディフューザーがついてると、いい安定感が出る。
でも、大きいボディでディフューザーがついてると、弱いところが出ちゃう。
そういう感じですね。
そうですね。
例えば、初めての人は吸いが軽い。
そうすると、フレーバーの上の部分しかあったまらないから、そこばっかりになる。
いつまでも下の方に伝わらないから、上だけ焦げちゃうことがある。
だから、スタッフが調整する時に物凄い焦げちゃってる。
そのために初めてだなって人は、炭替えを少し早くしてますね。
お客さんが吸ってない分は、スタッフが吸うことで、安定まで持っていく。
例えば、お客さんはそこで辛い味になっちゃうと、シーシャの本当の味が伝わらない。
もちろんお客さんには、「吸い方間違ってるよ!」とは言えないけど、
その分は、スタッフが調整して、お客さんには美味しいところを吸ってもらうようにしている。
それはもちろん。
初めて会った人が、どんなレベルかわからないけど、
どうしても吸いたいけど、すごいデリケートな人がいる。
例えば、お客さんで、シーシャすごい好きだけど、喉が弱いからそこまで吸えない人がいる。
すると、そのお客さんのために、炭を半分にして4箇所にして分けてる。
お客さんのゆっくり吸うペースと炭を合わせちゃう。
そうしたらお客さんは自分が好きな味が吸えるから、
例えば、よく吸う人は、もうちょっと欲しいなってなるけど、そのお客さんにはそれがちょうどいい。
だから、あえて弱めに作るとかをしている。
そうすると、その人にもちゃんと「美味しいな」って感じが出るから、吸えるようになる。
ただ例えば、そう言うところに気づかないで、そのまま作ったら、そのお客さんはいつまでも、シーシャ吸いたいのに吸えないってなる。
そこは、そのお客さんのレベルで吸わせてあげる。
日本人は、結構いろんな、3、4種類のフレーバーを混ぜて吸う人が多いので、
外国人だと1つの味だけを吸う人が多いから、すごい変わる。
1つのフレーバーとか、混ぜるとしてもミントだけとか。
日本人からすれば、ちゃんと3、4種類混ぜて、混ざった味じゃなくて、1つ1つ分けて味が出るのも面白い作り方ですね。
ちゃんと3、4種類混ぜて、分けて味が出るのは、すごい大事ですね。
それはやっぱり使うフレーバーによって、
例えばなんですけど、パンマサラと一緒に混ぜると、他の味は絶対に勝てない。
お客さんによって聞いたりするけど、「この味は、どの味をメインにするんですか?」とか。
「3、4種類混ぜてください」ってきたら、こっちで選んで混ぜちゃうけど、
例えば、「パンマサラ・チャイ・ハニー・ジャスミンを混ぜてください。」
その頼み方で、「この人はちゃんと吸う人だな」ってわかる。
だから、この3、4種類言われた中から、どれをメインにするのか、全部混ぜた状態の味で出すのか。
やっぱり、パンマサラを頼んでるから、パンマサラはメインにしたいから、後味はチャイとかジャスミンにするとか。
ぶっちゃけ、チャイも甘いけど、パンマサラに比べちゃうと弱い方になっちゃう。
ジャスミンも香りは強いけど、パンマサラには勝てない。
どんなフレーバーを何グラム入れるのかまでは、サディもしないんですけど、
その人のこだわりによって、入れる時にはパンマサラは下に、レイヤーにして入れるとか、作り方はあるんですね。
人によったりする場合があるから、ちょっと難しいところ。
下の方に入れるとしても、結局吸ってるうちの最後の味がパンマサラのみになる場合もあるのね。
だから、1番いい作り方としては、パンマサラの味は強いから、3グラムしか使わないとか。
他のを強目にしたいとか、チャイが欲しいとかだと、それを多めに入れるとか。
そう言うのはありますね。
グラムで分けた方が、まだ作りやすいし、最後まで最初に出した味が安定している。
レイヤーにするよりはね。
やっぱり、自分が出すシーシャは、しっかりお客さんに1口目で「美味しい!」って思ってもらえるように、サディは作っている。
いろんなことが、1つのシーシャに繋がってて、
ちゃんと洗ってるか、どういう炭を使ってるのか、どういう風に熱を伝えているのか、
吸う時にも、最初は少しづつ少しづつあげて、熱を全体に分けて作ってるかとか。
全然味も変わるから、まず自分のスタイルはどういう風に、自分はこういう味にしたい、そういう美味しいところが、お客さんが1口目に吸った時に、
「ここのシーシャは、こういう美味いところがあるな」っていうのが伝わるようにした方が、自分も作りやすいし、自分のリピーターも増える。
えーっと、料理を作るのと同じように、すごい細かいところがいっぱいあるから、
その細かいところを、1つ1つちゃんと気をつけながら作ったら、必ず美味しくできる。
どうしても練習はすごい大事。
いろんなヘッドで、サディの中からすれば80%は最初の部分だから、
80%はいろんなスタイルで変えて、自分でいろんなヘッドで変えて、作った方が、違いがはっきりわかってくる。
いろんなフレーバーよりは、1つのフレーバーを、ダブルアップルを3、4種類の違うヘッドで作ってみるだけでも、全然作り方が違うところが出てくる。
だから、フレーバーは1種類にしても、これは何を使ってるかによってすごい違うから、
いろんなヘッドを試して、どんなヘッドも悪くないから、そのヘッドでどうやって上手にしていくのか考えた方がいいですね。
それこそ、色んなヘッドで試した方がいいです。
新しいヘッドは、例えばこんなナマの状態で、水もまだ吸い込めてない状態だけど。
使い込んで、ここまでくると素人の人でも美味しく作れる。サディの言ってることだけフォローすれば。
でも、新しい方でいきなり「作ってみて」って言ったら、最初熱が上がりづらい。
触ってみてわかると思うけど、新しい方は、ちょっと冷えてる。
使い込んでいる方は、そこまで冷えてない。
新品のヘッドを5、6回使ってみると少し安定感が出てくる。
それは、そういうエジプシャンのヘッド、陶器で作る場合は、これはどんだけ使ってるかって言うところで
最初はぶっちゃけ出来上がってない。こっちは出来上がってる状態ですね。
是非これ1個あげますので、練習してください。
使い方としては、最初は一晩くらい水に濡らしておいた方がいい。
タッパーかなんかに水入れて、その中に入れっぱなしで、一晩入れとけばしっかり水吸ってくれるから。
そのあと3、4回は、ヘッドが冷たい状態のままだからあげるのも辛いし、多分そこまで美味しい味は出ない。
それを慣らしていく感じで、5、6回を作れば、しっかり味が出るようになると思うので、練習してください。
こんな細かいところまで、初めて入ってきたスタッフに言うとね、
「やばい。すごいいっぱいある」ってなっちゃうから、少しづつ少しづつ伝えていく。
最初からバーって今日みたいにいきなり全部説明すると、
「やばい。これやっていける気がしない。」とか「情報が多すぎる。」ってなっちゃうから。
失敗しそうなところに、「これはこうだよ」って言う。
そこは少しづつそのスタッフに伝えていく。
そうすると、「また新しいの出たな」ってなるけど、
1日で全部吸い込めないから、少しづつ分けて説明してますね。
フレーバーにストレスを与えないようにとかは、考えてたんですけど、
フレーバー細かくするとか、フワッと盛るとか、炭をちょっとずつずらしていくとか、考えたことなかったですね。
最近は、なるべく熱量が少ないというか、デカすぎる炭とか、中くらいの炭を避けるようにしてました。
なるべく、小さめの炭を敷き詰めて、全体を同じ温度になるようにって言うのを意識してました。
なんか全体が同じ温度になるやり方の一つを、今日勉強できたなって思います。
私は結構、全体的に熱は上から与えるって言うところだけを考えていたので、とても勉強になりました。
クレイトップで作ったことないので、感覚もわからないんですが…
全然違った。面白いですね。
試してみたいなぁって、好奇心が芽生えました。
ちょっと帰ったらやってみます。
誰もがサードプレイスを持ち、他者との繋がりを感じながら、精神的に豊かな人生を送れる社会を実現させるために2017年より活動して参りました。
そのためにATARSHISHA(アータル)は、シーシャのカルチャーを記録、編集、発信すること通じて、シーシャカルチャーを形作る~Shape the Smoke~させて参ります。
サードプレイスの文脈にシーシャを載せ、ITの発達とともに希薄化されてきたコミュニティー、人間関係を豊かに変えるライフスタイルを提案いたします。