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扉を開けたら別世界が広がるような木目調の隠れ家。 昼間は陽の光が、夜はスタンドライトとランプの間接照明が優しく店内を照らす、「光」をコンセプトにした西荻窪初上陸のシーシャ専門店です。 古き良きシーシャ屋さんの、スタッフとのコミュニケーションの緩く心地よい雰囲気と、最近のシーシャ屋さんのトレンドであるおしゃれで寛げる店内の二つの良いところを融合させました。 創作シーシャを始めとした他店ではなかなか吸えないようなシーシャ、ドリンクを提供致します。
自由ヶ丘 シーシャカフェ kannok(カンノーク)で店長を勤めていたなおきさんが、新たな挑戦のために西荻窪で shisha hælo(ヘーロウ)をオープンした。
後編では、独立に至った経緯と新しいお店『ヘーロウ』で挑戦していきたいことを伺った。
コロナで緊急事態宣言が出て、営業停止になって暇になったあたりですね。
お金の心配もあって、営業できない間はシーシャの家庭訪問とかでなんとか生計を立てていました。
名古屋『Aces(エーシーズ)』や沖縄『masacari』の新店舗で1日店長をやらせてもらったり、水道橋『いわしくらぶ』の磯川さんからお仕事をいただいたりと個人の仕事も徐々に増えてきて、コウさんからも昇給の話をしてくれて、そのおかげで貯金ができるようになりました。
その貯金がある程度貯まってきて、独立できそうだなってタイミングで、物件を探し始めました。
大塚『ALMASTI(アルマスティ)』の鈴木さんがすごい力になってくれて、
本音ベースでいろんな話を聞いてもらったり、たくさんアドバイスをもらいましたね。
コウさんにもちょいちょい相談していましたけど、どちらかというと辞めさせたくないと思うので。
(コウさん)
そりゃ離したくないですよね。
ここまで真剣にやってくれる人ってなかなかいないし、貴重な人材だったのでね。
独立の話をする時は、気まずかったんですけど、報告だけはしようと思ってました。
独立を決心してから、常連さんに「なんかしようかな」って話をちらほらしてたんですよね。
そしたらその話が コウさんの耳に入ってたみたいで。
平和島に資材を取りにいくのに2人でトラックで行くんですけど、
その時に「独立する気があるなら言って」って言われて、最初は「いやいや〜」って言ってましたけど、「そういうのあるんじゃないの?」って結構グイグイ聞かれたんで、
結局観念して「2022年2月には独立する予定です」ってはっきり明言しましたね。
そうしたら「わかった。自由が丘に出すのだけはやめてください。」って言われました。笑
僕もカンノークが好きだし、お客さんの取り合いになりたくなかったから、
「自由が丘にお店を出すのはやめよう」って思いましたね。
(コウさん)
独立の話を聞いて、正直びっくりはしなかったんですよね。
僕も付き合いが長い経営者の方が何人かいるんですけど、一生勤めてくれる人はいないんですよね。皆さん、自分の夢とか理想があるので。
実力を身につけたら、自分の事業を始めるっていうのは当たり前だと思っていました。
ただ僕も経営者としてせっかくここまで育ったんだから、1日でも長くいて欲しいというのはありましたね。
ただ僕も見送る側として、独立した後も心から上手くいって欲しいなって思ってました。
物件決まった時点では何も決めてなかったんですよね。
カンノーク辞めた直後に『ヘーロウ』にしようって決めました。
最初は「アポジェ」って名前にしようと思ってて、
ルイヴィトンの香水に「アポジェ」っていうスズランの香りの香水があって、それが好きだったんですよね。
けど、ルイヴィトンの香水ってことはなんか著作権的に問題があるんじゃないか?って思って、一旦白紙にしました。
大学生の時からお世話になっている人に、イギリス生まれで英語が堪能な人がいるんですけど、
その人にお店の名前をどうするかをカンノーク退職後に遊んだタイミングで夜通し話し込んでいたんですね。
その際に、昼は西陽が気持ちよく差し込む雰囲気で、夜は暗がりを照らす間接照明で優しくライトアップ。
シーン毎に違った光を表現するコンセプトの店にしたい。
木目調の店内で、店舗を囲うようにお客様と店の人間が輪をなしてみんなで作り上げていく店舗にしたい。
シーシャも他じゃ吸えない独創的なものを出すんだ…
とこれから作る店舗のイメージを全部伝えて、一晩中思いつく限りの英単語を投げて貰いながらあーでもないこーでもないってしていました。
その中の一つに「Halo」っていう単語があり、その言葉の意味が太陽の後光、つまり太陽の周りに虹みたいな輪ができる「ハロー現象」を意味するのですが、先ほど挙げた店舗のイメージに一番しっくりくるなと思って、直感でこれを選びました。
あとは、ネットで調べた時に分かりやすいように「a」の後に「e」を入れて、
最終的に『hælo』っていう綴りに辿り着きました。
1つ目は、シーシャについてです。
カンノークの時は仕入れ先が決まっていて、流行ってるフレーバーとか、欲しいって思うフレーバーが入って来ないことがあったりしたんですよね。
だからもう、自分の好きなフレーバーを入れようって思ってます。
アルファーヘルがベースなんですけど、カラーパレットを埋めていくように他のフレーバーを選んで補って行くみたいなことで、カンノークにいた頃よりも作る幅を広げていきたいですね。
2つ目は、内装についてです。
僕の中ではカンノークが原体験だし理想だったんで、正直カンノークみたいな内装にしたかったんですよね。
ムーディーな感じよりも、光がちゃんと入ってきてお家っぽさを残した内装で、
みんなで集まってシーシャを吸いながらのんびりと会話を交わして過ごすみたいなお店。
だから内装の方向としては、カンノークの内装をベースに自分だったらこうするっていうのをぶつけていった感じですね。
3つ目は、接客についてですね。
カンノークの時代は結構自由にやらせてもらってたんですけど、
コウさんのお店じゃなくなるのもすごく嫌だったんで、ほどほどに抑えてた部分も正直あったんですよね。
例えば、毎日毎日来てくれるお客さんに対しては、サービスしてもいいんじゃないかなって思ってたりしてて。
だから、頻繁に通ってくれる常連さんに対するサービスとかも考えていって、より敷居の低いお店を目指していきたいっていうのが僕の考えなんですよね。
ゲリライベントとかも定期的にやっていって、シーシャ以外を目的に来てくれた人がヘーロウのシーシャを吸って、「美味しいじゃん」って思ってもらって、リピートしてくれたらすごい面白いなって思います。
お客さんに対するサービスの幅を広げていきたいなって思ってます。
接客スタイルに関しては、カンノーク時代とそんな変わらない、今まで通りな感じで行こうと思ってます。
誰もがサードプレイスを持ち、他者との繋がりを感じながら、精神的に豊かな人生を送れる社会を実現させるために2017年より活動して参りました。
そのためにATARSHISHA(アータル)は、シーシャのカルチャーを記録、編集、発信すること通じて、シーシャカルチャーを形作る~Shape the Smoke~させて参ります。
サードプレイスの文脈にシーシャを載せ、ITの発達とともに希薄化されてきたコミュニティー、人間関係を豊かに変えるライフスタイルを提案いたします。